人生には無駄な本はない
断続的に、ほぼ 1 ヶ月、車の中での隙間時間を利用して、この本を読み終えた。最後の章まで読み進めると、なんとなく別れを惜しむ気持ちが湧いてきた。これで終わりなのか?思わず目次に戻り、もう一度読み返してしまう。
良い本はこういうものかもしれない。読み始めると止まらない。
最初はタイトルに惹かれ、多くの本の中から引き出してしまった。作者を見ると、劉心武は私の好きな作家の一人だ。彼の本を読み終えると、古今東西、言い尽くせない喜びがあるかのようだ。
時間の線上の異なる点に立ち、同じ月光の下で、同じ人が書いた言葉を読む。これは何とも素晴らしいことだ。
生活で触れたものがあなたを触れ、それを書き出すことで初めて読者を触れる可能性がある。